【皐月賞】力感増したワンアンドオンリー 橋口師成長実感

[ 2014年4月16日 05:30 ]

確かな足取りで歩くワンアンドオンリー

 ワンアンドオンリーは前走の弥生賞で、素質馬トゥザワールドに鼻差2着。ひと息入れての年明け初戦で、プラス10キロの体つきを考えれば本番に期待が持てる内容だ。橋口師は「線の細い馬だったが、カイバ食いが安定して体に厚みが増してきた。トモもしっかりとしてきて、稽古も動くようになってきた」と成長ぶりを振り返る。

 力感あふれる走りへの変貌ぶりは数字になって表れた。3走前の東スポ杯2歳S(0秒4差6着)の最終追いでは4F55秒0~13秒8と、走るリズムが整っておらず幼さが残る内容。それが皐月賞1週前は荒れた馬場の中を4F51秒1~12秒8と大きく上回り、自己ベストをマークした。

 「2走前のラジオNIKKEI杯2歳Sを勝てたことが大きい。ゆったりとローテを組めたことでしっかり成長した」

 前走は“競馬に勝って勝負に負けた”。雪辱は同じ舞台で果たす。

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2014年4月16日のニュース