【有馬記念】ヴェルデグリーン反攻だ!馬体併せて1F12秒9

[ 2013年12月16日 05:30 ]

クリールパッション(奥)と併せ追い切るヴェルデグリーン

 有馬記念組の日曜追いが美浦、栗東トレセンで行われた。美浦では天皇賞・秋8着からの巻き返しを狙うヴェルデグリーンがWコースで併せ馬。ステッキが入り、ビッシリと追われた。その他の出走各馬も順調に調整されている。

【有馬記念】

 美浦組で雰囲気が良かったのは天皇賞・秋8着からの巻き返しを狙うヴェルデグリーン。南の角馬場で体をほぐした後、Wコースへ。重賞勝ち馬クリールパッション(8歳オープン)を7馬身追いかけ、直線を向くとムチが1発。外からグッと馬体を併せにいき、併入に持ち込んだ。ラスト1F12秒9をマーク。日曜追いとしてはハードな内容となった。

 「まだ少し重い感じがするのでビッシリ追った」と手綱を取った津曲助手は意図を説明。「あと1本、今週追えばちょうど良くなる。水曜(11日)から調子がグンと良くなった。何とか仕上げるから頑張ってもらわないとね」と話した。

 今年に入って3連勝。一気のオープン入りを決めたが、蹄の状態が悪化。新潟大賞典で10着に大敗すると、患部を根こそぎ削り取って放牧。大胆な治療が奏功し、休養明けのオールカマーで大外強襲Vを決めた。天皇賞・秋は超スローの流れに泣いたが、ジリジリと伸びて8着。まだ底は見せていない。「今は爪の状態も問題ない。週中の雨予報は歓迎。時計が少しでもかかる馬場になれば」と期待を込めた。

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2013年12月16日のニュース