【平和島・全日本選手権】白井 逆転予選突破へ気合十分

[ 2013年10月19日 06:00 ]

 平和島のSG「全日本選手権」は19日、予選最終日となる4日目が行われる。ダービー過去3優出の白井英治(37=山口)は18日現在、得点率26位。準優勝戦の進出ボーダーを6・00と推定すると、4日目10R1着条件の勝負駆けとなる。厳しい立場に追い込まれたが、逆転予選突破へ気合は十分。入念なペラ調整で態勢を整えつつある。なお、3日目終了時点では瓜生正義ら5人に準優当確ランプが点灯した。

 初戦で幸先よく白星を飾った白井が、まさかの1着勝負駆けに追い込まれた。外枠2走の3日目。5号艇で挑んだ6Rは道中戦を制して3着に入ったが、11Rは2Mの振り込みにより6着。今節2回目の最下位負けを喫し、得点率も26位まで落としてしまった。「回転の上がり過ぎで1Mも、うまく入れなかった。出足が良くて、舟足には納得しているが乗り心地が合っていない」と唇をかんだ。

 ペラは調整途上で、4日目10Rは勝利しか許されない状況。厳しい戦いとなるが、諦めることはない。師匠の今村豊が3日目3Rで負傷し、無念の途中帰郷。「今村さんの分も頑張りたい。あす(19日)は気合を入れていく。ペラをやる」と語り、レース後も休むことなく調整に汗を流した。こん身の仕上げと鋭いハンドルワークで、この窮地を切り抜ける構えだ。

 3日目を終えて、得点率トップに立っているのは瓜生。3日目12R2着で連勝は止まってしまったが、依然として伸びは強力。4日目は外枠2走となるが、この舟足があれば上位争いも十分に可能だ。2日目からの3連勝で2位に浮上した山口達も、仕上がりは申し分なし。4日目12Rも制して準優1号艇を手に入れる可能性が高い。

 他の得点上位勢では三井所と西山の動きが力強い。坂口、田村、中沢、吉田拡も伸びは上々だ。ボーダー18位近辺では石川と山口剛は仕上がり上位と呼べる。このほか太田の出足、茅原の伸び、作間の回り足は水準以上の気配だ。

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2013年10月19日のニュース