【府中牝馬S】ホエールキャプチャ完全復活!蛯名「本来の力」

[ 2013年10月15日 06:00 ]

<第61回府中牝馬ステークス>レースを制したホエールキャプチャ(11番)

 14日、東京で行われた府中牝馬Sはホエールキャプチャが昨年のヴィクトリアM以来、1年5カ月ぶりの復活Vを飾った。

 G1馬ホエールキャプチャが完全復活だ。前半5F通過63秒8のスローペースを3番手で折り合うと、4角から引っ張り切れない手応えで進出。直線坂上で先頭に立つと、後続の追い上げを封じて押し切った。

 「少し追い出しが速いとも思ったが、ペースも遅かったし馬の地力を信じた。状態がいいのは分かっていたから、自信を持って乗った。これが本来のこの馬の力」。蛯名は愛馬の走りを称えた。

 昨夏に股関節を痛めて以降、精彩を欠いた時期もあったが、我慢強く回復を待った。田中清師は「きょうは(蛯名)正義のファインプレー」と、好騎乗を称賛した上で「ようやくいい頃の状態に戻ってきた。またG1を目指せる」と笑顔を見せた。次走はエリザベス女王杯(11月10日、京都)かマイルCS(同17日、京都)。牝馬同士か、牡馬相手でも得意のマイルか。うれしい悩みとなりそうだ。

 ◆ホエールキャプチャ 父クロフネ 母グローバルピース(母の父サンデーサイレンス)牝5歳 美浦・田中清厩舎所属 馬主・嶋田賢氏 生産者・北海道新ひだか町千代田牧場 戦績21戦6勝 総獲得賞金4億4396万1000円。

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2013年10月15日のニュース