【神戸新聞杯】マジェスティハーツ 無敵コンビの森と3連勝だ

[ 2013年9月19日 06:00 ]

坂路で調整するマジェスティハーツ

 3枚の菊切符を懸けた神戸新聞杯(22日、阪神)組は、木曜に最終追い。マジェスティハーツの森は、デビュー2年目で初の重賞舞台に挑む。

【神戸新聞杯】

 チャンスが巡ってきた。マジェスティハーツとコンビを組む森は神戸新聞杯が平地重賞初騎乗となる。コンビ成績2戦2勝。与えられた騎乗機会できっちり結果を残したことで、重賞でも手綱を任された。

 「2回とも馬の力で勝たせてもらいました。折り合いをつけて、末脚を発揮することだけを考えていました。特に前回は(2着と)首差。根性がありますよ」

 自身のことより、まずパートナーの能力を称えた。所属する松永昌厩舎の管理馬とあってデビュー時から調教でまたがっており、この中間も1週前追いに騎乗。CWコースで6F83秒6~12秒2を刻んで、エーシンリボルバー(5歳1600万)に追走先着した。その感触が絶好だったようで「ものすごく良くなっていますよ。追い出してからの反応ももちろんですが、道中ゆっくりでも折り合いがつく。肉体的にも精神的にも成長しています」とかなりの上昇度を感じている。 森はJRA通算15勝。ここで結果を出して菊花賞につなげたとしても、デビュー3年目の「見習い騎手」で30勝に達していないためG1には騎乗できない。それでも「重賞で乗せてもらえるだけでも本当にうれしい」と全力投球の構えだ。

 世代の一戦級相手、そして2400メートルへの距離延長についても「無駄なところで力を使わないように。しまいの脚が凄くて爆発力がありますから」と意に介することはない。いかにして全能力を引き出すか。若武者は持ち味を生かすことだけに集中している。

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2013年9月19日のニュース