【ドラール賞】ステラウインド　海外２戦目に注目

　【東西ドキュメント・美浦＝１８日】ひんやりと秋の気配。小田は尾関師を見つけると、小走りになった。日曜深夜、グリーンチャンネルの「フォワ賞中継」に師の姿は確かにあった。すぐ帰国し、火曜は中山、水曜朝は美浦と過密日程。それでも、管理馬ステラウインドのフォワ賞５着奮闘に心が弾む。果敢に逃げ、直線も粘った。「残り１００メートルではもっと上に残るかと思ったほど。よく頑張った」。日本では“準オープン”の身だけに笑顔が広がる。

　さらに「向こうの広大な環境もいいんでしょう。キズナと同じで、うちのも日本にいる時より凄くおとなしかった」と遠征効果に目を細める。武豊とのコンビ継続で、凱旋門賞前日のＧ２ドラール賞（１０月５日、芝１９５０メートル）を予定。「キズナの追い切りパートナーを２度務めるのでフォワ賞は余力残し。今度はもっと良くなるはず。帰国後がまた楽しみ」。海外Ｖの報が聞けるかも…。小田も師に負けないほど、心が熱くなっていた。