【多摩川・ウェイキーC】井口 前半で“学習”5コースから白星

[ 2013年9月6日 06:00 ]

シリーズ初白星をマークした井口

 ボートレース多摩川のG1「開設59周年記念・ウェイキーカップ」(優勝賞金900万円=副賞を含む)は5日に開幕。初日7、11Rは外枠での登場となった井口。いきなりポイントメークへ正念場となったが、前半7Rで5コースから無難に3着を確保すると、後半11Rでは同じ5コースから1Mまくり差しのハンドルが入ってシリーズ初白星をマーク。2日目12R「是政ドリーム戦」の1枠をこれ以上ないリズムで迎えることができた。

 今年はSGVこそないが順調に賞金の積み上げを果たしているし、コンビを組む28号機は3節前のお盆開催で斉藤仁が優勝した実績がある。ここを勝てば早くも予選突破へ視界が開けてくるだけに、集中力を高めて逃げておきたい。

 初日12R「ウェイキードリーム戦」は、地元エースの浜野谷が人気に応えてイン逃げ快勝。1M先マイ先行の展開なので細かいパワーは判断しづらいが、まずはリズムに乗ったと考えていいだろう。太田、湯川の大阪支部コンビも十分に戦えるムードを漂わせていた。桐生はややパワーで見劣るもののスピードでカバー。

 対照的に中野はパワーで勝りながらも、コーナーワークで後手を踏んでしまった印象だ。平山はパワーよりも気持ちで迷いが生じている様子。共に好枠で迎える2日目の2、7Rも厳しいレースが想定されるが、気持ちを入れ直して臨みたい。一方、井口以外の2日目DRメンバーは全体的にパワー低調。篠崎、石渡、秋山の3人は何とかレースできそうなレベルだが、深刻なのは熊谷と三浦。共に初日6、6着と最悪の滑り出しだけに、どこまで立て直せるか注目したい。初日は重野、馬場、山田、平石、三井所、長田、新田、山口、斉藤、福田、吉田弘、石川らの気配が目立った。

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2013年9月6日のニュース