【セントウルS】優しい空気感と勝負の厳しさ 秋山持つ“2つの顔”

[ 2013年9月6日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=5日】「夏は終わりました」。秋山が菱田に向かってぽつりとつぶやいた。騎手招待競走で行った韓国が印象に残るという。「馬のレベルは落ちるけど熱気があった。優勝はマレーシアの騎手だったと思うけど、いい意味でふてぶてしかった。自信を持つのは大事なんでしょう。僕にはないけど」

 もう一つ、心に刻まれたことがあった。函館に2度参戦した武豊の存在だ。「函館記念と札幌記念のトウケイヘイロー。それとネコなんでしたっけ?(ネコタイショウ=定山渓特別で大差逃げ切り勝ち)素直にかっこいいと思った」

 普段の、ほんわかとした優しい空気感と、勝負にいった時の厳しさ。秋山の持つ二面性が菱田は好きだ。セントウルSのシュプリームギフトについて「身勝手な条件がそろえば…ですね」。そんな言い方も秋山らしくて味があると感じた。

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2013年9月6日のニュース