【中山新馬戦】下句に続けメニアオバ 佐藤吉師「力出せる状態」

[ 2013年9月6日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=5日】大粒の雨が叩きつけ、時折響く雷鳴に馬が驚き、立ち上がっていななく。悪天候の中、新馬取材のため北馬場へと移動した浜田。ヨザクラオシチ、バラノカオリなど味のある名前の馬がそろった土曜中山5Rだが、一番の注目はメニアオバ。佐藤吉師を直撃すると「下の句が先に勝っているので、この馬にも頑張ってほしい」。

 江戸時代の俳人・山口素堂の句「目には青葉 山ホトトギス 初鰹(がつお)」にちなんで江川伸夫オーナーが名付けた3頭の牝馬。ハツガツオは既に7月の福島でデビュー勝ち。ヤマホトトギスも先月末に入厩。デビューに向けて調整を始めている。指揮官は「十分乗り込んだし初戦から力を出せる状態。いずれは3頭が同じレースで走れれば」と期待を込める。「目には青葉…」は5月の情景を詠んだ句。来年の初夏、3頭そろい踏みのレースが今から待ち遠しい。

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2013年9月6日のニュース