【小倉２歳Ｓ】ネロ　重賞級の脚力！坂路２番時計４Ｆ５１秒２

川田を背に坂路で追い切るネロ

　「小倉２歳Ｓ」（９月１日）の追い切りが２９日行われ、開門直後の坂路でネロが重賞級の脚力をアピールした。

　僚馬シューニャ（３歳未勝利）を追走してのスタートだったが、鞍上が気合をつけつつ、重心の低い走りでみるみるうちに差を詰める。一気にかわすと、そこからさらにうなるように加速して３馬身半先着。４Ｆ５１秒２はこの日の栗東坂路で２番目に速いタイム。ラスト１Ｆ１２秒１も出色だ。

　「楽に動けましたね。厩舎の馬を力むことなく追走できましたし、徐々に仕掛けながら上がっていくときもスムーズ。非常に動けるな、という印象です」と報道陣に囲まれた川田が賛辞の言葉を並べた。

　徳江助手も「前回は速い追い切りが１本だけ。中１週でも順調にきているし、使った上積みはありそう。重賞でもやれそうな雰囲気はあります」と手応えをにじませた。持ち時計で目立たなくても、侮れない魅力を秘めている。