【新潟記念】新潟最終週 戸崎が土日重賞V&逆転リーディング狙う

[ 2013年8月30日 06:00 ]

新潟リーディング逆転トップを目指す戸崎に有力馬がズラリ

 6週連続開催の夏の新潟シリーズも最終週。騎手部門では熱いリーディング争いが繰り広げられている。今春JRA移籍した戸崎圭太(33)が10勝で、11勝でトップを走る田辺裕信騎手(29)にわずか1勝差。日曜に有力馬10頭を抱える戸崎が逆転リーディングを狙っている。横山典弘騎手(45)&福永祐一騎手(36)の実力者2人も同じ8勝で上位2人を追っており、越後路のラストバトルは激烈だ。

【札幌2歳S 新潟記念】

 熱い夏の新潟騎手リーディング争い。今春JRAに移籍した戸崎が越後路でも巧腕発揮だ。10日間中、2日は函館遠征で“留守”にしながら10勝、2着8回。首位の田辺を1勝差で激しく追う。最終週も土曜函館→日曜新潟。函館で1日騎乗する分、リーディング争いでは不利!?に映るが、日曜の新潟10頭は有力馬ばかり。戸崎は「リーディングを狙えるということで、関係者の方々が有力馬を集めてくれた。しっかり結果を出したい」と燃えている。

 1R・チュロは2戦連続2着の確勝級で「前々走はハナに行ったが、前走は中団で走れた。悩むことは何もない」と自信。5R・新馬戦のトーセンソユーズも「雰囲気があって、フットワークがいい」と好感触。6R・ミシシッピデルタ、7R・ファイブタブレットと前走2着のV候補。9R以降の特別&重賞4鞍も豪華布陣。真打ちは新潟記念で初騎乗のニューダイナスティ。「前走で負かした馬(メイショウナルト)が小倉記念を勝っている。どこからでも競馬ができそう。楽しみ」と目を輝かせる。

 視線は目先の新潟だけにとどまらない。今年78勝で首位の浜中(86勝)に8勝差。全国リーディングも狙える快進撃で、函館でも目が離せない。特に札幌2歳Sの良血マラムデールには「新馬が強い内容。初戦から馬群でレースができたのなら、正直乗りやすい」と熱い期待を寄せている。

 土、日連続JRA制覇となれば自身初。「2日連続重賞&新潟リーディングを狙います。記録ずくめにしたい。(副賞の)米俵をかつぎたいね」。誰よりも熱い夏を締めくくる決意だ。

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2013年8月30日のニュース