【函館スプリントS】バレンチノ文句なし12秒4

[ 2013年6月13日 06:00 ]

<函館スプリントS>函館Wコース、単走で追い切られるドリームバレンチノ

 「第20回函館スプリントS」の追い切りが行われ、ドリームバレンチノが函館のWコースで万全の仕上がりをアピールした。

 ドリームバレンチノは函館Wコースで単走。休み明けでも乗り込み十分、もう強い負荷は必要ないと言わんばかり。松山の手は最後まで動かず、素軽いフットワークを維持したままフィニッシュして5F72秒3~1F12秒4をマークした。松山は「反応を見る感じでサラッとやりました。元気いっぱいだし、雰囲気は良かった。息の入りも大丈夫」と文句なしの合格点だ。

 昨年のこの舞台でロードカナロアを撃破しV。その後G1スプリンターズS3着→高松宮記念2着と確実に階段を上ってきた。連覇が懸かる今年は59キロを背負う。だが、松山は「58キロで勝ったシルクロードSでの走りっぷりから、こなせる」と意に介していない。さらに「課題だったゲートが良くなった」と成長を強調した。

 「気合が乗って馬は勝つ気満々。普通に走れば大崩れするところは想像できない」と自信をのぞかせたのは牧野助手。出来についても「最高潮だった高松宮記念と同じくらい」と確かな手応えを感じている。

 バレンチノと27戦中20戦でコンビを組んできた松山。「この馬に育ててもらったというのもある。馬の邪魔をしないように、力を引き出せたら」と力を込めた。人馬の悲願はG1制覇。秋、カナロアに堂々と挑戦状を叩きつけるためにも、ここは負ける訳にはいかない。

続きを表示

2013年6月13日のニュース