【京王杯SC】ダイワマッジョーレ差し切り 7回目挑戦で初重賞

[ 2013年5月12日 06:00 ]

京王杯SCを制したダイワマッジョーレ(右)

 「第58回京王杯SC」が11日、東京競馬場で行われた。1番人気の蛯名騎乗ダイワマッジョーレが差し切って快勝。7回目の重賞挑戦で初制覇を飾った。

 重賞で惜敗を繰り返してきたうっ憤をまとめて晴らす末脚だ。直線坂上、蛯名のステッキに応えて、粘るトライアンフマーチを半馬身ねじ伏せた。「追っていいタイプだからやっぱり府中は向いている。距離が(マイルに)1F延びればもっとレースがしやすい」と語る蛯名。「前回(ダービー卿CT2着)よりもゲートの中でおとなしく、普通に出てくれたのが大きかった」と続けた。

 「ゲート練習の成果が実ったよ」。出迎えた矢作師も満足そうな笑み。「ダイワのオーナー(大城敬三氏)は以前、大井競馬の調教師だった父親の厩舎(矢作和人厩舎)に馬を預けていて、僕も小学生時代にオーナーからお小遣いをもらったものだ。感慨深い重賞勝ちになった」と漏らした。

 次走は安田記念(6月2日、東京)。昨年の2着馬グランプリボスとの2頭出しで挑む。「(ダイワマッジョーレは)小さい体で定量58キロ。楽じゃないが、マイルならもっといい競馬ができる」と8頭目の京王杯SC、安田記念連勝に手応えをつかんでいた。

 ◆ダイワマッジョーレ 父ダイワメジャー 母ファンジカ(母の父ローソサイエティ)牡4歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・大城敬三氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績13戦5勝 総獲得賞金1億6939万円。

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2013年5月12日のニュース