【きさらぎ賞】ダート血統アルムダプタ 勇気ある挑戦

[ 2013年1月30日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=29日】この時期の3歳戦で“メンバー中唯一の重賞ウイナー”となれば大概は人気馬だ。しかし、きさらぎ賞のアルムダプタはちょっと違う。勝ったのがダートの北海道2歳優駿だから。3月ドバイのUAEダービーにも登録があるが、ここであえての芝参戦。その意図はどこにあるのか。岡崎は五十嵐厩舎へ。担当の川口助手を訪ねた。

 「ダートのヒヤシンスSも考えましたが、千六は忙しいかなと。そこで芝でそこそこ走れるようなら皐月賞へ、という選択肢も考えて、使うことにしました」

 自身も含むきょうだい6頭で挙げた13勝のうち、芝はわずか1勝。果たして芝への適性は?「正直に言えばダート向きかなと…。でも、そこはやってみないと分からない」。前走の全日本2歳優駿では初黒星を喫したものの、「小回りで挟まれて競馬にならなかった」と敗因は明らか。「恥ずかしい競馬にはならない」と川口助手は不敵な笑みを浮かべていた。

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2013年1月30日のニュース