【朝日杯FS】コディーノ 藤沢和厩舎6年ぶりG1へ馬体ピカピカ

[ 2012年12月16日 06:00 ]

 午前4時の開門直後。雨が降りしきる中、断然人気のコディーノが坂路に姿を見せた。気負うこともなく、ゆったりしたリズムでキャンター1本。4F58秒8~1F13秒5で力強く駆け上がった。水銀灯に照らされた黒鹿毛の馬体はピカピカ。モニターで見守った藤沢和師は「フラムドグロワール(60秒9)より、気持ち速かったが、意図したわけではなく、馬の行く気に任せただけ。落ち着いているし順調。そんなに雨は降らないようだし、札幌の洋芝もこなしているので多少重めの馬場も大丈夫」と話した。

 圧倒的な強さで無傷の3連勝中。指揮官自身、06年ヴィクトリアM(ダンスインザムード)以来、6年ぶりのG1制覇は目前だ。「久しぶりに凄い人気だよな。これだけ瞬間的に切れる馬はそういないし、頑張ってほしい」と、師は晴れやかな表情で結んだ。

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2012年12月16日のニュース