【朝日杯FS】エーシントップ西園師「良馬場でやらせたい」

[ 2012年12月14日 06:00 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、朝日杯FSにエーシントップ、マイネルエテルネルで挑む西園師を直撃した。

 ――エーシントップの前走(京王杯2歳S1着)は前々走から10キロ増(534キロ)。

 西園師 中間、放牧に出し、帰厩した時は20キロくらい増えていた。しっかり調教をして、さらに輸送も入ってあの数字。成長分でしょう。

 ――競馬ではメンコを替えてきた。

 それまでは耳を出していたが、耳も覆った物にした。前2走が暴走気味に逃げたので、ハミもリングに替えるなど工夫した。

 ――上がりが速かったせいか、追い出してから多少モタモタして見えた。

 レース上がりが33秒7と速かったので仕方ない。最後はどこまで行っても着順は変わらないという勝ち方。時計も速かったのによく走ってくれた。

 ――中山の1600メートルはどうか?

 前へ行ける馬なので合っていると思う。あとはスピードを生かせる良馬場でやらせたい。

 ――一方、マイネルエテルネルの前走(京王杯2歳S8着)は逃げる形。

 指示ではなく騎手の判断。スタートが良かったので無理に引っ張らなかったということだろう。

 ――よく粘ったが、左にモタれた?

 はい。それで追いづらくなってしまったようだ。そういう意味で右回りに戻るのは好材料。

 ――3走前(小倉2歳S1着)は外からかぶされる厳しい展開を差し切った。

 3連勝しているエーシントップの方が随分と上に評価されがちだが、僕は能力的に2頭は互角だと思っている。

 ――香港マイルでサダムパテックが6着だった。

 2年前の朝日杯FSで1番人気も不利を受けて4着。当時の悔しい気持ちを晴らす結果になることを期待したい。

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2012年12月14日のニュース