【菊花賞】81歳小林オーナー「あと10年は長生きできます」

[ 2012年10月22日 06:00 ]

 皐月賞は自宅観戦だった小林英一オーナー(81)にとって、目の前で見る初のG1制覇となった。「今回は応援に来ないと申し訳ないなと思いましてね。大変うれしいです」。北海道芦別市に本社を構え、精密機器部品を製造する「北日本精機」の会長。「これであと10年は長生きできますよ。この次はダービーを狙いたいです」と新たな目標を口にした。愛馬の今後については「95%は調教師にお任せですが、(海外を含め)腹案があるみたいですよ」と明かした。

 ≪生産者・出口氏「力入った」≫生産者の出口牧場・出口俊一社長(56)は「最後は力が入りましたね」と興奮気味にレースを振り返った。「1番人気でしょ。もし負けたら…という不安が大きかったです。それに仕掛けが早いんじゃないかと心配しました」。64年に開業した日高の繁殖牝馬10頭の小さな牧場で、小林オーナーとは20年に及ぶ付き合い。「きょうはオーナーとG1で初めて綱を持てたのが何よりの喜びです」と笑みを浮かべた。

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2012年10月22日のニュース