【菊花賞】スカイディグニティ 友道師4度目2着に「悔しい」

[ 2012年10月22日 06:00 ]

2着のスカイディグニティ。レース中に右肩を脱臼した鞍上のメンディザバルは痛々しい様子で引き揚げる

 スカイディグニティは直線、末脚を伸ばすも2着。これで牡牝3冠レースで4度目の2着となった友道師は天を仰いだ。

 「悔しい。一瞬やったかなと…先週(秋華賞2着ヴィルシーナ)もそうだったけど」

 レースプランは「ゲートの出が悪いから、おっつけて」の予定通り。勝ち馬に呼応するように押し上げていったが「内外の差は出ましたね」とトレーナーは枠の差を指摘した。友道師は「年内は未定ですが、NFしがらきへ短期放牧に。目標は来年の天皇賞・春」と先々に期待を込めた。

 一方、歓声の陰で鞍上・メンディザバルを衝撃のアクシデントが襲っていた。レース中に右肩関節を脱臼。関係者は「4角を回ったところ」だったと証言した。直線では右ステッキを振る執念を見せたが、レース後は右肩を押さえて苦もんの表情。外した鞍すら持てず、最終12Rは乗り代わりになった。競馬場の診療所では抜けた肩が入らず、治療のため京都市内の病院へ向かった。その後、関係者を通じて「思い通りの競馬。勝ち馬に付いていく形でよく伸びているが、先に勢いよく行かれて少し置かれた。その差が縮まらなかった」とのコメントを発表したが、来日して早々、痛恨の負傷となってしまった。

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2012年10月22日のニュース