【凱旋門賞】出走18頭確定 オルフェに地元も期待大!

[ 2012年10月5日 06:00 ]

追い切り翌日のパリチュルフの一面で取り上げられたオルフェーヴル

 あと2日と迫った凱旋門賞(7日、フランス、ロンシャン)の出走馬が4日、オルフェーヴルを含む18頭で確定した。

 追い切り翌日のオルフェーヴルは大粒の雨が降る中、ラモルレー調教場の逍遙馬道で体をほぐすように入念に1時間半の乗り運動。池江師は「追い切り後も順調。10月のパリは雨が多いし、どんな馬場でも対応できるように調整している。蹄鉄の爪の角度を変えて対応したい」と馬場対応の“秘策”を明かした。

 また、管理する池江泰寿師の父・泰郎元調教師が小林智厩舎を激励に訪れた。「馬を見たけど、日本にいる時とは雰囲気が違うな。落ち着いてリラックスしていた」。泰郎氏は06年にディープインパクトで凱旋門賞に挑戦(3位入線もレース後に失格)。息子の管理馬で再びフランスの地を訪れ「こんなに早く凱旋門賞に来られるとは思っていなかった」と笑顔を見せた。

 この日、地元の競馬専門紙パリチュルフは1面でオルフェーヴルの追い切りを取り上げ、フランス語で金細工師を意味する馬名にかけて「スミヨンが金を獲得する!!」と紹介した。3日には英2冠馬キャメロットがデットーリとのコンビで参戦が決定。池江師は「この馬が出走するレースで相手は気にしたことがない。リズム良く走れば結果はついてくるから。勝てば、世界のホースマンが日本の競馬のレベルの高さを認めてくれる。日本の競馬界の悲願を達成したい」と意気込む。決戦の時は刻々と迫っている。

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