美浦で唯一の女性攻め専 大西康子「私は乗る方が好き」

[ 2012年8月10日 06:00 ]

武藤厩舎の大西康子調教助手

 美浦で唯一の女性調教助手(攻め専=担当馬を持たず調教騎乗に専念)が大西康子助手。90年ダービー馬アイネスフウジンを育てた加藤修甫師(故人)の娘として、翌91年に美浦初の女性厩務員となった。「高校時代に北海道のノーザンホースパークでアルバイトをしたのがきっかけで厩務員に。私は世話より乗る方が好き。レースに向けて、攻め馬で馬の気分を高めていく仕事はやりがいがある」。所属する武藤厩舎の今週の出走馬にも騎乗。「土曜1Rのフェートグランドと12Rのアルデュールがチャンス」と語る大西助手の目標は、アイネスフウジンのようなG1馬を仕上げることだ。

 ◆大西 康子(おおにし・やすこ)1972年(昭47)5月25日、千葉県生まれの40歳。調教助手。高校卒業後、JRA競馬学校を経て91年、美浦初の女性厩務員に。梶、黒坂、加藤修厩舎を経て現在は武藤厩舎。

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