【オーシャンC】得点率9位タイ 中島、悪夢一走だ!

[ 2012年7月20日 06:00 ]

<オーシャンC>前回SGの苦い経験を生かしたい中島

 4日目が予選ラスト。得点率6・50の9位タイに踏ん張っている中島孝平(32=福井)が、4日目5、12Rで勝負駆けにアタックする。予選突破のボーダーを5・80に想定すれば2、6着条件。前回SGのグラチャン(芦屋)でも得点上位で4日目12Rに臨んだが、まさかの集団Fに巻き込まれた。そんな苦い経験も不屈の精神で克服して、予選ラスト走の悪夢を自力で振り払う。

 最近の中島はいつもSGでパワーに苦しんでいる。もちろん、今シリーズも例外ではない。3日目1回乗りの3Rは6枠だったが「回転が合っていなかった」状態では苦しく、5着に甘んじてしまった。レース後には早速「本体を点検した」と必死の上積み作業を施す。「乗り心地はまずまずなので、とにかくペラで回転を合わせていきたい」と思うように仕上がらない64号機と格闘を続ける中島。きょう4日目はリラックスした状態で後半12Rに臨むためにも、前半5Rでポイントを稼いでおきたい。10年12月の賞金王(住之江)以来となるSG制覇を目指し、単に条件をクリアするだけでなく準優好枠まで視野に入れて持ち前の粘り強さを発揮する。

 3日目を終了して得点率トップはSG連覇を目指す太田。準優への推定ボーダーを完走でクリアできるのは太田に加えて重成、石野、寺田の4人。さらに井口、坪井、平本、瓜生の4人も比較的条件克服が楽な立場だ。一方、ボーダー近辺は大混戦ムード。激しいポイント争いが繰り広げられるのは必至だ。そんな状況で、魚谷と吉田俊の地元両者は共に1着勝負と追い込まれた状況。予選突破へ意地を見せることができるか注目したい。

 なお、3日目12Rで選手責任の転覆失格を喫した今垣は来期(13年前期)適用成績で事故率などがA1級の条件に満たない可能性が高く、91年前期から22年44期続いていたA級キープがほぼ絶望的となった。

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2012年7月20日のニュース