【中京記念】末脚に懸けるフラガラッハ松永師

[ 2012年7月20日 06:00 ]

ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は中京記念にフラガラッハで挑む松永幹師を直撃した。

【中京記念】

 ――フラガラッハの前走(米子S1着)はマイナス10キロ(484キロ)。体重の増減が激しい。

 松永幹師 気性の激しい面が影響しているのだと思いますが、今回はいくらか戻してくるはずです。

 ――ゲートでもテンションが高いままのことが…。

 立ち上がったりもするので、スタートはまず出遅れる感じになってしまう。

 ――前走も大きく出遅れた。新馬の頃はゲートが早いくらいだったのに。

 今はもう少々の出遅れは覚悟しています。前走は確かに大きく出遅れましたが、ペースが緩かったので、すぐに馬群に取り付くことができました。

 ――最後方でガッチリとハミを取っていた。

 折り合いを欠く面もあって、とにかく乗り難しい馬。前走は直線勝負に懸けるようジョッキー(高倉)に指示を出していたので、行きたがりながらも後ろで抑えてくれました。

 ――大外を回りながらも4角では前を射程圏に。

 うまく直線を向くまで我慢してくれました。その分、最後は切れました。能力の高いところを見せてくれたと思います。

 ――一連の内容から直線の長いマイルは向きそう。

 そうですね。左回りも実績があるし、末脚を生かすには絶好の舞台だと思います。

 ――やはり末脚に懸ける形?

 スタートが安定しないので、そうなるでしょう。堅実に駆けるとは言いにくく強気にはなれませんが、力を発揮できれば面白いとは思います。

 ――ハンデは57キロ。

 この馬はこなせる重量ですが、重賞を勝っている馬と比べると多少見込まれた感じはしますね。

 ――能力を認められたとも言える。

 当日のテンションとスタート次第です。乗り難しい面はありますが、高い能力は持っているし順調に来ています。その点に期待です。

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2012年7月20日のニュース