【エプソムC】トーセンレーヴ 待望の重賞初制覇

[ 2012年6月10日 16:40 ]

 「第29回エプソムカップ」(G3、芝1800メートル・良)は10日、東京競馬場11Rで行われ、ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気、トーセンレーヴ(牡4=池江厩舎、父ディープインパクト、母ビワハイジ)が、追い込んで重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分46秒7。

 そろったスタートから、レッツゴーキリシマが単独で先頭。2、3番手をレディアルバローザ、トーセンレーヴ、マイネルスターリー、サンライズベガなどが追う。

 4コーナーから直線入り口までは、レッツゴーキリシマ、マイネルスターリー、トーセンレーヴの3頭が離れた上位になった。

 その中から、力強くトーセンレーヴが追い込んで直線中ほどで先頭を奪う。粘る他馬に後方で力をためていたダノンシャークが追い込み、クビ差で2着に食い込んだ。そこから1馬身1/4差の3着はマイネルスターリーだった。

 トーセンレーヴはこれまでオープン・レースでは洛陽Sなどで3勝を挙げているが、重賞では勝ちきれず今回が初の制覇となった。

 母ビワハイジの産駒はアドマイヤジャパンが05年京成杯、アドマイヤオーラは08年京都記念など3勝、ブエナビスタが10年天皇賞・秋、11年ジャパンCなど8勝(G1・6勝)、ジョワドヴィーヴルが11年阪神JFを制しており、この日のトーセンレーヴの勝利で史上初の5きょうだい重賞制覇を達成した。

 ◇トーセンレーヴ 4歳牡馬、父ディープインパクト、母ビワハイジ。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主は島川隆哉氏。戦績は11戦6勝、重賞初勝利。獲得賞金は1億5153万8千円。

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2012年6月10日のニュース