【ステイヤーズS】ビート上々、スタミナ勝負歓迎

[ 2011年11月29日 06:00 ]

<ステイヤーズS>好調のビートブラックが重賞初制覇を狙う

 未完の大器ビートブラックが、スポニチ賞ステイヤーズS(12月3日、中山)で重賞初制覇を狙う。秋初戦の京都大賞典はG1馬4頭の豪華メンバーに入って2着。それを思えば、続くアルゼンチン共和国杯5着(2番人気)はやや物足りないが、中村師は「本来はもっと前に行くタイプ。少し控え過ぎたかな」と振り返る。

 巻き返しに向け、態勢は上々だ。24日の1週前追い切りでは坂路4F51秒6~1F13秒4をマーク。併せたカリスマミッキー(3歳1000万)の51秒1に次ぐ“2番時計”と好調をキープしている。

 昨年の菊花賞では13番人気で3着。1000万条件を勝ち上がったばかりだったが、初めての一線級相手の一戦で2着ローズキングダムに首差に食い下がった。長距離適性は相当に高い。中村師も「ローズキングダムと同じレースで走ることが多いが、いい勝負をしているのは3000メートルに近い距離」とスタミナ勝負を歓迎している。騎手の腕がものを言う平地最長距離の重賞だけに、前々走の京都大賞典で手綱を取った名手・安藤勝騎乗も心強い。師は「1度乗って把握してくれているので、うまく乗ってくれると思う」と期待を寄せていた。

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2011年11月29日のニュース