【秋華賞】江田照リヴァーレ、波乱を演出!?

[ 2011年10月13日 06:00 ]

サツマノホシ(右)、アニメイトバイオ(左)と併せて追い切るリヴァーレ

 【G1ドキュメント=12日】秋華賞出走馬が続々と追い切りを行う中、寺下は美浦ポリトラックの入り口で何か待っている馬を発見。江田照騎乗のリヴァーレだ。約10分、その場をグルグル回っていると、僚馬の先輩アニメイトバイオ(4歳オープン)が近づいてきて3頭併せをスタートした。サツマノホシ(3歳500万)が先導し、2馬身差でリヴァーレ、さらに3馬身後方にアニメイトが続く。直線入り口でスッと前に取り付くと3頭が並び、間に入るリヴァーレ。両サイドからプレッシャーがかかるハードな内容にも動じず、馬なりのまま楽に併入した。5F65秒3~1F12秒4。

 引き揚げてきた江田照が馬場入りの様子を説明する。「コースに入る時に他厩舎に1頭ごねる馬がいた。それを見て少しごねる面を見せたので、その馬がいなくなるまで待ったんだ。動きはいい感じだったよ」

 昨年の秋華賞2着の先輩に堂々と併入。前走(ローズS)時に牧師は「アニメイトと比べてもそん色ない」と期待を寄せていたほど。結果は8着に敗れたが、鞍上もその敗因に頭をひねる。「うーん。もうちょっとはじけると思ったんだけどね。力を出し切っていない。パドック、返し馬はいい感じだったんだ。2走ボケかな」

 だが夏前の休養を挟んで500万、1000万を連勝した力は侮れない。「2走前はスッーと行って、折り合いがやばいぐらいだった。ハミをグッとかんで行くぐらいの方がいいのかも」と分析。「この相手でも走れると思うし、あらためて期待したい」と力強く締めた鞍上。寺下は“穴男”が波乱を演出するムードを感じ取っていた。

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2011年10月13日のニュース