米遠征の後藤「これまでと違う、変化を出す」

[ 2011年9月22日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=21日】約2カ月間の米東海岸遠征から帰国した後藤の姿を見つけ、鈴木は思わず駆け寄った。先週の3日間開催で3勝と早くも存在感を示したが、トレセンに顔を出すのは久しぶり。「今回も刺激的だった。技術的な甘さ、日本で楽して乗っていたことを容赦なく指摘してもらえた」と充実の表情。6勝という結果以上に、自分を見つめ直せたことがうれしかったようだ。

 「ハプニングたっぷりで世界の大きさを感じた」と言う。ハリケーン「アイリーン」の直撃を受けたり、はたまた熱波で2日間も開催が中止になったり。帰国間際には食当たりで、のたうち回ることもあったが、全てが日本では得られない経験だった。「今は早く応援してくださる方の期待に応えたいという気持ちでいっぱい。これまでとは違う、何か変化を出せたらいいね」。モチベーションが上がった後藤に、鈴木は秋の大仕事を予感した。

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2011年9月22日のニュース