佐藤摩弥 44年ぶりオート女子疾走で2着 

[ 2011年7月11日 17:50 ]

44年ぶりの女子オートレース選手としてデビューを果たした佐藤摩弥

 1967年を最後に姿を消していたオートレースの女子選手が44年ぶりに復活した。11日に埼玉県の川口オートレース場で行われた第4レースで、女子モトクロス出身で19歳の佐藤摩弥選手(川口)がデビューした。

 正午すぎには気温34度の猛暑の中、通常の2倍を超える6千人近い観客が、ほぼ半世紀ぶりに疾走する女子レーサーに声援を送った。

 男子7選手と争ったレースで、佐藤選手はスタートからトップを走り続けたが、ゴール直前で抜かれて惜しくも2着。「スタンドの応援に応えられなくて悔しい。悪かった点を反省して頑張ります」と語った。

 もう一人の女子選手で元OLの坂井宏朱選手(27=船橋)は30日に船橋でデビュー予定。

 オートレースの女子選手は最大70人近い登録があったが、結婚、出産などで減少し、62年に応募資格が「男子」に限定され、女子選手不在が続いていた。

続きを表示

2011年7月11日のニュース