【児島グラチャン】飯山“正念場”も上昇カーブ

[ 2011年6月23日 06:00 ]

エンジンパワーが上向き、乗ってきた飯山

 SG22回目の出場で初めて初日ドリームメンバーに選出された飯山泰(33=神奈川)が、3日目2回乗りの4、10Rで予選突破へ正念場を迎える。ボートレース児島では大型吸気サイレンサー(通称デカカバー)付きのエンジンを使用。そのため、行き足から伸びをつけるのに苦心していたが、レース足重視のセッティングに切り替えて勝負を懸ける。得点率争いは2日目を終えて山崎智也と瓜生正義が3戦3勝でリードしている。

 飯山のエンジンパワーが上昇カーブを描いている。2日目は1、6Rに出走して2、4着。「初日は伸びを求めて何もない足だったけど、(前検日にエンジンを)もらった状態に戻して調整をやり直したら、出足、ターン回りは良かった」と戦えるレベルに押し上げてきた。09年6月の第19回大会(戸田)以来、SGは今回で16回連続の出場。昨年の第20回大会(大村)ではSG初優出(5着)も果たして、着実に大舞台での経験値を積み重ねている。得点率は2日目を終えて20位タイ。「あす(3日目)の2走で何とかポイントを上積みしたい」と目を輝かせる飯山が、負けられない戦いへ挑む。

 2日目は1コースが9勝。わずか3勝だった初日とは一転、インが幅を利かせた。3戦全勝の山崎と瓜生はもちろん上位クラスのパワーを誇る。さらに平尾、魚谷、平本、石渡、佐々木ら得点率上位勢もパワーの裏付けは十分。

 ほかでは服部、田村、辻、毒島らも胸を張れる動き。さらに、2日目終了時点でボーダー下位に甘んじてる西島、秋山、前本らにも浮上を狙えるパワーが備わっている印象だ。

 一方、ドリーム組の今村、今垣、松井はいずれも3戦して2連対ゼロとまさかの低迷。特に松井は2日目11Rでのモーター停止(選手責任、減点5)で予選突破が難しい状況になってきた。ペラさえ無事なら好走可能な気配だが、今村と今垣はかなり厳しいパワー。早くも3日目の2走が勝負駆けとなる。

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2011年6月23日のニュース