【ドバイWC】ヴィクト相棒到着!状態「グッド」

[ 2011年3月25日 06:00 ]

デムーロが感触を確かめたヴィクトワールピサ

ドバイワールドカップ

(3月27日 午前2時35分発走予定)
 ドバイワールドCは6番からのスタートに決まったヴィクトワールピサ(牡4=角居)。追い切り後の気配も良好だ。

 24日には頼れるパートナーがやってきた。鞍上・デムーロが調教に騎乗。オールウエザーコースをキャンターで1周半して状態を確かめると、陽気な笑顔がはじけた。「グッド・コンディション!有馬記念と比べてもそん色ない。ベリー・ナイス」

 コース素材・タペタへの適性を問われると「ヒー・ライクス・タペタ、イエス」と太鼓判を押した。力強いフットワークを見れば理由は一目瞭然。ジョッキー自身はドバイワールドC初騎乗ながら、メイダン競馬場での実戦は経験済みだ。器用に立ち回れるタイプだけに、枠順の6番にも笑顔で答えた。「スタートがうまいし外になるよりはいい。大変なことになっている日本の皆さんにいいニュースを届けたい」。そして、知日派ジョッキーは「ガンバリマス」と力強く宣言した。

 また、角居師は袖口に日の丸と「HOPE」の文字があるポロシャツを着用。あらためてメッセージを送った。「馬を使うことによって人を勇気づけることができると思って、ドバイに来ている。日本に希望と頑張る勇気を与えることになればいい。日本の皆さんの思いをぜひ形にしたい」。約8000キロの距離を超え、声援は必ず届くはず。今年のドバイワールドC、日本勢はこれまでとひと味違う雰囲気にある。

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2011年3月25日のニュース