【女子王座決定戦】寺田、準優進出へ連勝に気合

[ 2011年3月4日 06:00 ]

準優進出を目指す寺田千恵

 寺田千恵(41=岡山)が、白星なしで予選最終日の4日目を迎える。準優進出の条件は3、3着だが、女王2冠と前年覇者の意地を示して、5、12Rを連勝で飾る構えだ。3日目の連勝で得点率トップに躍り出た09年新人王・平山智加(25=香川)ほか三浦永理、山川美由紀、日高逸子、田口節子の5人が当確ランプをともしている。

 「そろそろ何とかしないと」。1着なしで最終予選を迎えることになったディフェンディングチャンピオン・寺田が気合を入れ直し、4日目の5、12Rで3、3着の勝負駆けに臨む。

 「4日目につながるように」と意気込んだ3日目8R、カドから絞るも中里に先手を奪われ1M行き場を失った。「途中でやめてまくり差しに入れないのは手前の掛かりが来ていないからでしょうね。リングを換えたり戻したりといろいろやってはいるが…」とターン回りに課題。しかし「行き足から伸びが良く、スタートも行けている。そこを生かしたい」。最後はエンジンに自分を合わせて乗り切る構えだ。

 平山が3日目の連勝で得点率1位に急浮上。「回転を上げて2走目から回り足中心にいい」という足色は、ターンで勝負する平山にとっては好都合。4日目11Rの結果次第では予選トップ通過となり女王の座がグッと近くなる。6枠ではあるが「展開を突く足はある」と突破口があり目が離せない。

 ほかでは主力組の仕上がり具合は日高が5走目にしてようやく納得の手応え。山川、谷川、田口、浅田は乗り心地が悪く調整中だ。

 ボーダー近辺では2走目の減点7から徐々に巻き返している平高に注目。「条件は厳しいが、後がないので頑張る」と好気合。回り足が上向いており条件の2、3着はクリア可能だ。

 1着条件、一発勝負は永井、宮本、片岡。この中では4Rで1号艇が巡ってきた永井が優勢。「回り足が良かった2日目のペラに戻す」の作戦で乗り込む。

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2011年3月4日のニュース