【弥生賞】トーセンマルス“驚き”好走も!

[ 2011年3月4日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=3日】弥生賞組の木曜追いはトーセンマルスただ1頭。鈴木は坂路モニターに注目した。ショウナンライジン(7歳オープン)から3馬身先行。残り200メートル、相手が追いつきかけたところでもうひと伸びして最後は1馬身先着。ラスト1Fは12秒2。時計も優秀だが、何より格上相手に先着したことが鈴木には頼もしく映った。

 しかし騎乗した吉田豊のジャッジは違った。「迫られてガムシャラになり、行きたがってしまう面が見えた。レースではうまくなだめなければ」。確かにマルスは前走、勝ったとはいえ向正面で気負うシーンが見られた。折り合いを付けることが追い切りの主眼だったのだ。ただ、夢中で走ってもレースに勝ち、古馬に先着するあたりが能力の高さ。「モノはいいですから」と語る吉田豊がしっかり折り合いを付けた時、驚きの好走があるかもしれないと鈴木は感じた。

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2011年3月4日のニュース