【TCK女王盃】兄に軍配!ラヴェリータV

[ 2011年2月3日 06:00 ]

ミルコ・デムーロ初騎乗でTCK女王盃を制したラヴェリータ(右)

 牝馬交流重賞「第14回TCK女王盃」が2日、大井で行われ、ミルコ・デムーロ初騎乗の2番人気ラヴェリータがミラクルレジェンドに首差競り勝ち重賞5勝目。弟クリスチャン・デムーロ騎乗のザッハーマインは4着。兄弟対決は兄に軍配が上がった。

 ミルコは「弟もいい馬に乗っているし、内田や岩田にも注意しながら乗った」と周囲の様子をうかがい好位を追走。向正面で弟が兄をかわし先団に取りつくが、落ち着いて直線勝負に徹した。「JCダート7着だし、いい馬でした。弟と乗れてエキサイティング。負けたくなかった」とミルコ。クリスチャンも「日本でも有名な兄と一緒にレースできたのはうれしい」と振り返った。ラヴェリータは繁殖入りの計画もあったが「秋に大きなレース(大井JBCレディスクラシック)ができたし、もう1年いい走りを」と松元師。今後も牝馬ダート路線の主役となりそうだ。

 ▼2着ミラクルレジェンド(岩田) 道中はスムーズ、最後の直線は少し狭いところに入ったが勝負根性のある馬でよく伸びてくれた。展開次第でまたチャンスはある。

 ◆ラヴェリータ 父アンブライドルズソング 母ゴークラシック(母の父ゴーンウエスト)牝5歳 栗東・松元茂樹厩舎所属 馬主・前田幸治氏 生産者・米国デルリッジファーム 戦績23戦9勝(南関東7戦4勝)総獲得賞金2億3838万3000円。

 

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