【東京新聞杯】スマイルジャック“3度めの正直”

[ 2011年2月3日 06:00 ]

<東京新聞杯>コード(右)と併せ追い切るスマイルジャック

 【東西ドキュメント・美浦=2日】この光景、小田は何度も体験していた。芝崎助手を背にしたスマイルジャックの追い切りが終わると、小桧山師が馬道出口でチェック。そして、雨よけの屋根(この日は晴れだったが…)の下に移った師を報道陣が囲む。Wコースで6F83秒5。コード(5歳障害オープン)を豪快に3馬身ちぎった。「予定通り。東京新聞杯が今年は1週遅くなった分、前2年より乗り込めている」

 3年連続の東京新聞杯。4歳時の09年は3着、5歳の昨年7着。年齢は1年ごとに増えても、前2年も同じ調教風景だったはず。雨の日も風の日も、重賞の顔として走り続けるのだから立派だ。「2年前はもの凄い馬場(不良)だったね。1年に1回(09年関屋記念、10年六甲S)しか勝たないけど、1年ごとに新たな世代を破らないといけないのは大変なこと。馬のためにも結果を残したい」。ダービー2着の底力は今なお衰えてない。新たな勲章を懸けた始動戦に注目だ。

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2011年2月3日のニュース