【京成杯】ヌーベルバーグ“変更”も侮れない

坂路をキャンターで駆け上がるヌーベルバーグ

　【東西ドキュメント・１２日＝栗東】シンザン記念のドナウブルー、フェアリーＳのイングリッド…。結果こそ出なかったが、先週の３歳重賞ではディープインパクト産駒の牝馬が人気を集めた。となれば、今週の京成杯は新馬戦を快勝したヌーベルバーグか。坂田がデビュー前に音無厩舎へ取材にいったときは、担当の橋本助手が「これは飛ぶディープ産駒ですから」と期待十分の口ぶりだった。とはいえ、さすがに新馬戦の単勝オッズ１・８倍の人気には驚いたようで、「１番人気で“飛ばなくて”よかった」と振り返っていた。

　前走後は福寿草特別（８日）に照準を合わせていたが「軽い球節炎。調教でモヤッとするところがあったので」と大事をとって京成杯へと変更した。動向を注目していたファンにとっては心配な出来事だが、橋本助手は「休ませたとはいっても乗っていないわけじゃないし、運動もやっています。レースを１回使ってピリッとしてきた感じはありますよ」とニッコリ。強豪牡馬が相手でも侮れない存在となりそうだ。