【有馬記念】テレ東歴代解説者討論1 95年梅崎は2着に散る…

[ 2010年12月24日 08:34 ]

95年有馬記念、梅崎大勝負の本命タイキブリザード(右)は、マヤノトップガンの逃げに屈する

 有馬のことはベテランに聞け!今年の有馬記念は豪華メンバーがそろって難解。グランプリの歴史を知る年長者の意見に耳を傾けてみるのも手では。テレビ東京「ウイニング競馬」の歴代解説者、桜井裕夫(58)、梅崎晴光(48)、矢内浩美(45)各記者に、現在出演中の岡本草太記者(39)がポイントを聞いた。

 岡本 皆さん、本日はお忙しいところ…。
 矢内(現レース部デスク)本当に忙しいんだよ。分かってんなら、とっとと本題に入ってくれ。
 岡本 そうですか。じゃあ、まずは54回の歴史を持つ有馬記念より“年上”である桜井さんの思い出のレースは?
 桜井(現レース部競艇担当)さすがに第1回は見てないけどね。思い出のレースはオグリキャップが引退レースを劇的Vで飾った90年。記者の大半はオグリの復活に懐疑的で、4角で上がっていったときに記者席が一瞬シーンとなったのが印象的。「まさか!」と思ったんだろうな。その後の地鳴りのような大歓声とともに記憶に残っているよ。
 岡本 その前年にオグリで競馬にはまった僕も「ない」と思ってましたね。梅崎さんは?
 梅崎(現レース部デスク)タイキブリザードで大勝負した95年だね。陣営が勝負を懸けてきたのが取材で分かったから、確信があったんだ。結果は2着だったけどね。
 岡本 それでも5番人気。相当おいしい思いをしたんでしょうね。
 梅崎 それが単勝1点にウン十万。レース後はカッとしちゃって取材どころじゃなかったな。
 岡本 梅崎さんらしいです。矢内さんも大勝負しますよね。
 矢内 馬券の購買意欲という点ではダービーよりも断然有馬記念。寒風吹きすさぶ中山の雰囲気も悪くないんだよな。思い出は00年。連載を担当していて、結論がテイエムオペラオーとメイショウドトウの1点勝負。帯封ゲットだったな。
 岡本 ご祝儀、もらってませんよ。
 矢内 おまえはまだサッカー担当だったろう。

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2010年12月24日のニュース