“第4の男”服部、南関初勝利からさらに上へ

[ 2010年12月17日 06:00 ]

南関初勝利を挙げた服部騎手

 【地方競馬です!!】今年、念願のリーディングジョッキーになった“第4の男”服部茂史騎手(34)が、7日の船橋競馬3Rで南関初勝利。「北海道リーディングとして恥じない競馬をしたい」と気合が入っている。

 大井所属で期間限定騎乗中の服部がなぜ“第4の男”なのか。それは地方競馬教養センター騎手課程第60期卒業の騎手たちの活躍による。第1の男は00~10年川崎リーディングの今野忠成。第2は04、06~10年名古屋リーディングの岡部誠。第3は06~10年高知リーディングの赤岡修次。服部が10年の北海道リーディングに輝き、ついに同期で現役を続ける4人全員がリーディングに立つという快挙を成し遂げたからだ。
 中津から北海道に移籍して10年。「これまで勝てないと考え込んでいたが、今年は考え込まず、馬に教わりながら競馬に臨めたのが良かった」と自然体を貫いたことがリーディング獲得につながった。全国のリーディングジョッキーが競う「スーパージョッキーズトライアル」に初出場し、それぞれの活躍に刺激を受け続けた同期3人と再会を果たしたことも、大きな出来事だったという。そして、初の南関期間限定騎乗経験に南関初勝利。全国にその名をとどろかす仲間に追いつけ追い越せと、磨いてきた腕をさらに輝かせるべく、新たな刺激をどん欲に吸収していくつもりだ。(秋田 麻由子)

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2010年12月17日のニュース