【スプリンターズS】ガルダン悲願へ抜群12秒2

[ 2010年9月30日 06:00 ]

CWコース単走で軽快な動きのビービーガルダン

 具合の良さがストレートに伝わってきた。ビービーガルダンは鳴海助手を背にCWコース単走。大型馬でも身のこなしに重苦しさは一切なく、この馬らしい、スピード感あふれる動きでラップを刻んでいく。抜群の手応えで直線に向くと鞍上が軽く仕掛けただけでグンと加速。6F83秒1、ラスト1Fは12秒2で一気に伸びてきた。

 鳴海助手は「予定通り強め程度。馬場がいくらか重かったし、それを考えればよく動いていると思う。ここまで順調に調整することができた」
 今年の夏は敗戦続き。59キロを背負った函館スプリントSが2着、最内枠がアダとなった前走・キーンランドCが4着。敗因がはっきりしていて、ショックを引きずることもなかった。昨年のこのレース、そして春の高松宮記念と鼻差2着で涙をのんだG1舞台。この秋に懸ける思いは強い。「何とかG1を勝たせてやりたい」。“3度目の正直”で悲願のタイトルを奪いにいく。

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2010年9月30日のニュース