【スプリンターズS】(5)マルカフェニックス

[ 2009年10月4日 06:00 ]

 他の関西勢に先駆けて、金曜輸送で中山に入ったマルカフェニックス。一夜明けた土曜朝は、まず厩舎周りで入念な引き運動。その後、装鞍所に向かい、スクーリングを兼ねて20分ほど丹念に周回を重ねた。「初めての競馬場だし、慣れさせる意味でスクーリングをやりたかった。馬は落ち着いていて、いい雰囲気」。担当する竹邑厩務員も笑顔が絶えない。内臓が弱く、以前は下痢をすることが多かったが「小倉(8月の北九州記念)に行った頃から治まっている」と体質も強化されてきた。

 ゲートに課題があるが「練習ではおとなしかった。ポンと出てくれれば好位で競馬できるはず」と期待を込める。かつてオグリローマン、ラインクラフトと2頭のG1ホースを育て上げた腕利きが、万全の態勢を整えてきた。近走不振だがG2阪神Cを勝っている実績馬。軽視は禁物だ。

続きを表示

2009年10月4日のニュース