【スプリンターズS】アルティマ絶好の気配

[ 2009年10月4日 06:00 ]

 セントウルS優勝で主役に急浮上したアルティマトゥーレは太陽が照り出した午前7時、角馬場へ。約50分、じっくり時間をかけて息を整えた。決戦直前でもテンションは上がらず、絶好の気配。別の僚馬の馬上からチェックした奥平師は「土曜の出走予定馬は除外になっちゃったけど…。こうやって、ゆっくり見られてかえって良かった。落ち着いているしね。最近のレースは土曜が輸送で馬場入りしてなかったから、なるべく同じ形にした」と静に徹した理由を明かした。

 転厩前には腰に不安を抱え、現役続行が危ぶまれた時期を乗り越えて迎えた晴れ舞台。「預かった時はすぐ繁殖が頭にあったほど。こうしてGIに出られるのも、日本一の社台さんのケアのおかげ。調教師人生で、G1で1番人気になるような馬を預からせてもらうなんてそうないし、あとは普段通りを心掛けるだけ。まずは無事に走ってほしい」。指揮官は肩に力を入れることなく、悲願成就のシーンを待ち望んでいる。

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2009年10月4日のニュース