【ラジオNIKKEI賞】田村師 除外なら暴れる!?

[ 2009年7月1日 06:00 ]

 【東西ドキュメント 美浦30日】勝負師には激情型と冷静型がいると鈴木は考えているが、美浦の激情家代表といえば田村師。重賞の前ともなれば熱い言葉で愛馬の長所を称え、勝てば最高の笑顔、負ければ「何が悪かったのかなって、ずっと考えているんだ…」とドーンと落ち込む。思わず応援したくなる、感情豊かな指揮官だ。

 その田村師が最近ぞっこんなのがケイアイドウソジン。元は池江郎厩舎所属だったが、フリージア賞3着後に転厩してきた。「凄い馬が来た、大当たりだと思ったよ」。だが、転厩初戦の夏木立賞では引っ掛かって14着惨敗。一瞬ぼう然とした師だったが、続くロベリア賞を快勝して期待に応えた。「ラジオNIKKEI賞は楽しみ。53キロもいいし、やる気満々。オレの虎の子の1頭。除外になったら暴れちゃうぞ」。田村師らしい生き生きとした期待のセリフを、鈴木は笑みを浮かべながらメモした。

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2009年7月1日のニュース