騎手の卵 桃子「みんなをギャフンと言わせる」

[ 2009年4月3日 06:00 ]

「みんなをギャフンと言わせたい」と小沢桃子

 JRA競馬学校騎手課程28期生の入学式が2日、千葉・白井の競馬学校で行われた。紅一点の小沢桃子(16)ら新入生7人が出席。3年後の騎手デビューへの意欲を新たにしていた。

 女性合格者は8年ぶりだが、女性騎手は西原玲奈(16期生)以来12年ぶり。小沢は晴れの舞台に目を輝かせた。小学5年から乗馬クラブに通って騎手を目指し、2度目の受験で応募総数114人の難関を突破。会見では「“おまえには無理だ”とも言われたけど、みんなをギャフンと言わせたい」と強気な一面ものぞかせた。事前研修を通して「(男性に)体力で及ばない部分はある」と課題も認識しているが「騎手になることがゴールではない。“勝てる騎手”になって周りの方々に恩返しをしたい」と志は高い。「好きな馬はウオッカ。やっぱり同じ女なので」。騎手界のウオッカを夢見て、小沢の挑戦が始まる。

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2009年4月3日のニュース