3歳になってみんなから拍手カッサイ/フィリーズR

[ 2009年3月10日 06:00 ]

<フィリーズR>ショウナンカッサイ

 ロデオのように大暴れしたオテンバ娘が大変身!桜花賞トライアル「第43回フィリーズレビュー」(15日、阪神)で注目を集めるのがショウナンカッサイ。阪神JFでは4着に敗れたが、3歳になって関係者が喝采を送るほど急成長を遂げている。

SPOG終盤戦!ユーザーランキング激化

予想自慢のユーザー続々参戦!GOLDENサーキット

 昨年の阪神JFから3カ月、ショウナンカッサイは別馬のように変わった。1頭でもスタッフを手こずらせず馬場でダク(並足)を踏んでいる。厩舎スタッフにとっては驚きだった。佐藤助手はこう語る。
 「2歳の時は跳んだり跳ねたりして、まるでロデオみたい。(調教で馬場入りに)リードホースをつけていたほどだから。でも、だいぶ落ち着いて今は必要ない。以前なら速いところをやるとスイッチが入っていたけど、そういう面もない」
 3歳の春は人間で言えば高校生。急激に成長する時期だが、それにしても大きな変化だ。やんちゃな雰囲気が消え、大人へ一気に近づいた。精神面の変化は肉体にも影響を及ぼす。
 「体にシンが入ってきた感じ。体重はそんなに変わらないかもしれないけど、つくべきところに筋肉がついた。腰がしっかりして今の重い坂路でも動けている」と同助手は続けた。
 阪神JFでは折り合いを欠きながら先行勢で最先着した。「外からかぶせられる形になり、前半は掛かっていた。勝ち馬(ブエナビスタ)は強かったけど、一瞬はオッ…と思わせてくれたよ。逃げなくてもいいし、小柄だけど、パワーがあって今の馬場も合いそう。(収得賞金)1200万円では微妙なところがあるし、権利を獲っておきたい」。リードホースもいらないほど急成長した今なら桜花賞の権利獲り(3着以内)は当確だ。

続きを表示

2009年3月10日のニュース