皐月無敗王手は通過点!!ロジユニヴァース/弥生賞

[ 2009年3月3日 06:00 ]

<弥生賞>無敗街道を歩めるかロジユニヴァース

 皐月賞トライアル(3着まで優先出走権)弥生賞で3戦無敗のロジユニヴァースが始動する。前走・ラジオNIKKEI杯2歳Sでは2着リーチザクラウンに4馬身差の完勝と力の違いを見せつけた。目指すは無敗の3冠馬シンボリルドルフ、ディープインパクトだ。前哨戦を制して無敗の皐月賞(4月19日、中山)制覇に王手をかけるか。

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 常識を覆す馬体増とともに無傷のV3。東の真打ち・ロジユニヴァースがついに関東エリアでベールを脱ぐ。デビュー前から栗東留学で鍛え、昨年7月に“敵地”の阪神で異例の新馬勝ち。続く札幌2歳Sであっさり重賞初Vを飾ると、再び阪神に乗り込んだ暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sでは難敵リーチザクラウンをなんと4馬身もちぎった。その間、馬体重は468キロ→494キロ→504キロと約半年で30キロ以上アップした。充電を経て、約3カ月ぶりの09年始動戦。萩原師は現況をこう話す。
 「(2歳時と比べて)特に変わった感じはしない。馬体自体は少し減ったぐらいで、先週(2月24日)の時点で500キロ。体はそれほど成長した感じはないが、パフォーマンスとしては成長できていると思う。前2走のプラス体重はこちらが意図したわけではなく、馬が成長しての結果だ」
 頼もしいG1候補生の始動を主戦・横山典も首を長くして待っていた。1週前追い(2月25日)はラジオNIKKEI杯2歳S以来の騎乗で美浦Wコースで5F62秒3と古馬真っ青!?の猛時計。あらためて、その脚力をアピールした。
 「いい動きだった。前走はイレ込むような面があったが、今は落ち着いてリラックスし過ぎているぐらい。魅力?負けていないことかな。自在に乗れるし癖もなくて扱いやすい。これだけの素材なので、あとは無事にいってくれれば…」
 3歳とは思えないほど重厚感に満ちた肉体ばかりでなく、精神的にも一段と成長した。ケタ外れの能力は前走で破ったリーチザクラウンがきさらぎ賞を勝ったことでも分かる。横山典も「向こうは絶好調じゃなかったかもしれないけど、僕のはあっさりかわしたからね。きさらぎ賞では強かったし僕の馬も相当なものだと思う」と能力を再確認している。
 皇帝シンボリルドルフ&英雄ディープインパクトが白星を並べて通過した弥生賞。無敗の弥生賞優勝はクラシックはもちろん、偉大な3冠馬2頭に近づく大きな一歩となる。「僕が言うまでもなく、クラシックで活躍できる馬というのは見ての通り。関東、関西の関係なく、これだけの馬で挑めるのは楽しいしワクワクするよ。負けないつもりでいきたい」。横山典ロジユニヴァースが新たな不敗神話を築き上げていく。

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2009年3月3日のニュース