山崎見せる!真の王者の姿/日本選手権競輪

[ 2009年3月3日 06:00 ]

 G1「第62回日本選手権競輪」は3日から6日間、大阪・岸和田競輪場で開催される。G1最高の優勝賞金6600万円と“競輪ダービー王”の栄誉に挑むのはトップスター162選手。初日は1月・競輪祭覇者の山崎芳仁に岡部芳幸が続く福島勢が中心となる11R特別選抜予選をメーンに1次予選が行われる。なお、東王座戦優勝の海老根恵太は2日目10R、08年のMVP・井上昌己は同11Rに登場する。

 11R 機動力抜群の山崎が中心。今年1月の競輪祭は8番手から10秒7でまくり優勝、“山崎強し”を強烈に印象付けた。前回の東王座戦(3)(6)(7)は3日間とも新田祐の番手戦というメンバー構成(自動番組)だけに敗戦も仕方ない面がある。
 「東王座戦は人の後ろについて勉強になった。次につながると思う」と敗戦を前向きにとらえ、気持ちの切り替えはできている。「2月20日から2勤1休で練習。スピードも出たので調子は大丈夫と思う」と体調面も不安なく今シリーズを迎えている。
 この一戦は自力型がそろい四分戦になるが、脚力とラインの長さで上回る山崎が自分のタイミングで巻き返して粘り込む。山崎マークは岡部。山崎の踏み出す位置次第で逆転がある。
 08年のダービー王・渡辺は平原目標に直線勝負。両者の連係はグランプリ08以来。平原の仕掛け次第では上位独占もある。渡部―三宅の中四国勢、荒井―紫原の九州勢も展開次第。
 渡辺晴智=村本君と栗田雅君と一緒に練習、いい感触だった。平原君信頼。
 山崎芳仁=岸和田に悪いイメージはない。全力で頑張るだけ。
 三宅 伸=腰痛から復帰して2戦走り、感覚は取り戻した。渡部君信頼。
 荒井崇博=地元で練習したが、感触は良くなかった。いい位置取って自力。
 平原康多=今回に備えて練習。セッティングも見直した。思い切って自力。
 有坂直樹=上向いてると思う。岸和田は走りやすい印象。福島勢の後ろ。
 渡部哲男=雨が多かったけどそれなりに練習。岸和田は3回目。自力。
 岡部芳幸=前回よりいいと思う。山崎君の後ろは昨年の親王牌決勝以来。
 紫原政文=普通に練習。岸和田は相性が悪い。荒井君に任せる。

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2009年3月3日のニュース