図太い精神で4連勝はアーリー/弥生賞

[ 2009年3月3日 06:00 ]

<弥生賞>アーリーロブスト

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 3連勝で京成杯を制したアーリーロブストが矛先を向けたのは今度も中山芝2000メートル内回り。皐月賞と同じ、この舞台に狙いを定めてきた。厩舎全休日、最新の気配を伝える原田厩務員の表情からも期待の大きさが分かる。「前走が輸送して激しいレースになったし2、3日は疲れが残っていた。それもすぐに回復。変わりなくいい感じで来ている。それが何よりだね」
 デビュー5戦目の前走は初めての中山への輸送。ただ、未経験の遠征競馬でも馬体減や当日のイレ込みは一切なし。関東エリアで組まれている春のG1戦線を戦い抜く上で、輸送に対する不安がないのは大きい。
 「前走はやせるどころかプラス8キロで太かったくらい。全くイレ込みもなかったし、着いてからはいびきをかいて寝ていたよ」
 デビュー2戦で2着続きの後、未勝利から3連勝で重賞ウイナーへ。マイルでも2000メートルでもそつなくこなし、きっちり上位争いに加わる安定感はキャリア積んだ古馬のようだ。「競馬が上手。ゲートが速くて無理せずスッと前に行ける。使いつつ力をつけているし、状態面も含めて今のところ気になる材料は特にない。相手は強いけど何とかいい結果を出して本番へ行きたいね」と原田厩務員。センスの良さと持ち前の粘り強さで勝利をたぐり寄せるか。4連勝でトライアルV、そして皐月賞へ。歩む道は3冠初戦へとつながっている。

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2009年3月3日のニュース