3頭も死んだ厄年…ファリダットに懸ける

[ 2008年12月19日 07:37 ]

 【ドキュメント・西から裏話=栗東18日】朝日杯FSと同じ日に阪神ではG2の阪神Cがある。1着賞金は朝日杯が6300万円で阪神Cは7000万円。栗東では阪神Cの伏兵ペールギュントは坂路併せ馬で抜け出した。井上は徒歩で坂路へ。曇天で少し風があって寒い。それでも坂路頂上の関係者待機所まで行くと体は温まった。小牧は満足げな表情。「良かったですよ。モマれずにスムーズな競馬ができれば、上位に来てもいい」。2ケタ着順続きだが、侮れない。次は坂路の調教師席3階へ。京阪杯2着ファリダットの松元師が笑顔で迎えてくれた。「前走は上がり(3F)32秒6でも届かない展開。でも、シンがしっかりして馬は本格化してきた。来年G1を目指すためにも今回はきっちり勝ちたい。もうすぐ厄年は終わるしね」。今年は還暦。男の大厄でもある。「6月から10月まで2勝だけ。9月は競馬で2頭、放牧先で1頭、4週間で3頭も死んだ。これからはいいことがあるでしょ」と前向きだ。

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2008年12月19日のニュース