万哲 ボア菊まで猛進!/セントライト記念

[ 2008年9月21日 06:00 ]

セントライト記念はダイワワイルドボアが本命

 かつて、シンボリルドルフやメリーナイスが楽勝したセントライト記念の姿は幻影!?今や荒れ相場がお決まりの難解重賞。夏の古馬混合重賞でも、苦戦が続いた低調な3歳牡馬陣。古馬相手の条件レース(白星は必要ない!!)であってもキラリと光るものを見せていれば、3歳同士なら十分に通用する図式だ。

 春も追いかけた◎ダイワワイルドボアはひと夏越して確実に強くなった。「1000万で頭打ち?」の疑問は筋違い。前走・阿賀野川特別(3着)は準オープン以上の価値があるハイレベル戦だった。同じ3歳の勝ち馬オウケンブルースリは次週の神戸新聞杯でも人気必至の上がり馬。2着デストラメンテ、4着マイネルアラバンサは次走で1000万を即卒業。2走前の走破時計を3秒3も大幅に短縮し、2分12秒5の好時計で乗り切ったのが成長の証だ。未勝利戦Vの中山2200メートルなら舞台に不足なし。人気馬に休み明けの馬が多い分、順調の強みも大きい。
 思えば、昨年暮れにダイワメジャーが引退した折、上原師が「来年はダイワワイルドボアという馬に期待しているんだ」と当時2戦白星なしの彼に“メジャー後継”の厚い期待を寄せていた。先週から復帰した気心の知れた北村宏に戻り、ラスト1冠の切符は譲れない。
 馬単(6)=(7)(6)=(16)に(6)から(2)(4)(12)(15)(17)。3連単は(6)の1着固定で(2)(4)(7)(12)(15)(16)(17)へ42点。
 逆に阪神10R・ローズSに集結した3歳牝馬の上位陣は粒ぞろい。大穴は考えにくい。◎オディールは直線の不利が響いたオークス(5着)が着順以上の価値。スローの決め手比べなら、チューリップ賞(3着)で記録した3F33秒5の鬼脚でケリ。馬単(8)=(11)(8)=(1)に(8)から(7)(2)(5)(6)(12)。3連単はフォーメーションで1着欄(8)、2着欄(1)(7)(11)、3着欄(1)(2)(5)(6)(7)(11)(12)の18点。(小田 哲也)

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2008年9月21日のニュース