リノーンリーズンは急性心不全で死亡

[ 2008年9月21日 18:49 ]

ワイルドボア重賞初V/セントライト記念

 21日に行われたセントライト記念で、1番枠のリノーンリーズン(牡、鈴木伸尋厩舎)が急性心不全のためレース後に死亡した。同馬は第1コーナーをインを突いて回る際に、突然外へなだれ込むように崩れ落ちて転倒、競走を中止した。

 落馬した鞍上の吉田隼人騎手は船橋市内の病院に搬送され、脳しんとう、四肢打撲と診断された。

 また、転倒したリノーンリーズンに触れてつまずき落馬したフジヤマラムセスの柴山雄一騎手に異常はなかった。
 ≪リノーンリーズンとは≫リノーンリーズンは村中徳広氏が所有する3歳牡馬。デビューから3着、2着、3着、3着と勝ちきれないレースを続けたが、5戦目の未勝利(中山、ダート1800メートル)を2着に7馬身、1秒2差をつける会心の走りで初勝利。差し脚に磨きがかかってきた7月の500万下(福島、芝2000メートル)ではメンバー最速上がりを記録して2勝目を挙げた。

 セントライト記念の追い切り後は「道悪は得意。馬場が重くなれば面白い」と鈴木伸師が話しており、レース当日の降雨は同馬にとって“恵みの雨”となるはずだったが最悪のシナリオとなってしまった。

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2008年9月21日のニュース