ローテ変えハリアー必勝態勢／新潟記念

ローテ変更が吉と出るか、エリモハリアー

　函館から札幌ではなく今年は新潟記念（３１日）へ。古豪エリモハリアーは例年とは違うローテーションで夏の最終戦に臨む。もちろん、この変化は狙いがあるからこそ。田所秀師は「札幌記念もレコード決着だったように、函館と比べると札幌はやっぱり時計が速い。函館記念でいい結果を出しても毎年札幌記念で低迷していたのは、それが理由なんだと思う」と話す。

　スピード勝負より時計が掛かれば掛かるほどいいタイプ。師が言うように函館記念は昨年まで３連覇を達成していながら、札幌記念では６、５、８着と期待に応えることができていない。今年は函館記念４着後、即座に栗東に帰厩。新潟だけに狙いを絞ってきたのだ。「開催が進んだ今の新潟の方が札幌より力の必要な馬場になっているだろうし、この馬には合っている。最後はしっかり伸びてくるから外回りの長い直線は大歓迎。今回はとにかく、そこが魅力だね」と師は期待を懸けている。