絶対見たい!白毛初の重賞馬

[ 2008年6月18日 06:00 ]

 【ドキュメント東西厩舎発=美浦17日】夏競馬が始まるとトレセンの雰囲気は一変する。ローカル出張で不在の人や馬が増え、どこかのんびりとしたムード。ところが、1人の調教師だけには“G1並み”の取材の輪ができていた。きょう18日に川崎競馬場で行われる関東オークスに白毛馬のユキチャンを出走させる後藤師だ。

 交流重賞の出走馬にこれほど注目が集まるのは極めて異例だが、ミモザ賞(1着)で万馬券を的中させた鳥谷越にとっても思い入れの強い馬。後藤師から「不安らしい不安は何ひとつない。この時期の牝馬には珍しいよね」と聞き、胸をなで下ろした。ダート2100メートルの適性についても「投票するんだから。もちろん、向いていないとは思っていない」と師は自信ありげだ。アイドルホースに武豊騎乗で妙味はなさそうだが、白毛初の重賞Vは十分に可能。取材で川崎に向かう予定の鳥谷越は“頭で勝負!”と心に決めた。

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2008年6月18日のニュース